カテゴリー「世界風景 WSCENE」の14件の記事

2017年8月29日 (火)

香港紀行その1 熱気溢れる超過密都市の下町情緒

中国南部に数十年ぶりの大型台風が直撃したというニュースの翌々日、国際学会で香港に出張。往路の飛行機は無事でしたが、別の台風が近づいているようで、街は薄暗い雨模様。亜熱帯らしい蒸し暑さ、古めかしい高層ビルの密集、人混みの活気が相俟って、SF映画の未来都市に迷い込んだよう。とはいえ、地下鉄や二階建てトラムは綺麗で使いやすく、地元の人々にも都会人らしい品性が感じられます。宿泊した香港島の上環地区には骨董街や乾物街などが集まっていて、下町情緒に溢れていました。道教寺院の文武廟を訪れると、煙が充満する本堂では数多くの不思議な円盤が吊り下げられていました。よく見ると、円盤の上には大きな渦巻き状の線香があり、円盤はその落下を受け止めるもののようです。学会は香港返還時にビクトリア湾に面して建設された香港会議展覧中心で行われました。仕事の後はその近くからフェリーで対岸の九龍地区の尖沙咀に渡り、目抜き通りの彌敦道や露店が並ぶ女人街を散策。ただ、余りの熱気に参ってしまい、早々に香港島に引き揚げました。

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2016年12月 1日 (木)

冬のワイキキ散策 意外に美味なハワイアン料理

日本は初冬を迎える中、国際会議参加のため、十年振りにホノルルを訪れました。体調への不安を残しつつ、趣味に合わないワイキキということで、渋々の遠征。ホテルと会場の往復しかしまいと考えていましたが、移動や食事のために少しだけ街を散策。ワイキキとアラモアナを周回するワイキキ・トロリー(ピンクライン)は、 JCBカード持参で無料、移動には重宝しました。ワイキキのビーチやアラモアナのマジックアイランドで散歩し、一応ハワイの海を拝むと、夜はカパフル通りまで足を運び、地元のハワイアン料理専門店、Ono Hawaiian Foodへ。田舎の定食風に供されるプレート3種類を注文し、仲間とシェア。メインはラウラウ、カルア・ピッグ、チキン・ロング・ライスと異なります。Laulauはタロイモとティの葉で豚肉を包んだ蒸し焼き料理、味付けは薄味で大変気に入りました。付け合わせのPipikaulaは柔らかいビーフジャーキー、酒の肴に最高ですが、この店にはアルコールはありません。常夏の夜道をしらふで歩き、至る所にあるABCストアの一つに立ち寄り、シードルを買ってホテルに戻りました。

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2015年8月 9日 (日)

サンフランシスコ避暑紀行 週末のナパヴァレードライブ

酷暑の日本を離れ、国際学会参加のため、冷涼なサンフランシスコに一週間滞在。実際は、治安が悪いものの宿代が安価なオークランドに宿泊。バークレーに近いため大学生が集うカフェやレストランもあり、Bart(ベイエリア高速鉄道)に15 分程乗ればサンフランシスコ中心街と交通の便も良く、悪くありません。平日は仕事後の夕方、海岸地区に建つフェリービルディングのワインバーに繰り出したり、16年前に訪れたことのある科学博物館が近くに新装オープンしたExploratoriumを体験したり。日曜はレンタカーを借りて、まずはゴールデンゲートブリッジ南端のFort Pointへ。煉瓦造りの砦の屋上に上ると、肌寒い風が吹き寄せる中、雄大な風景が一望できます。ハイウェイでLime Pointの灯台を眼下に対岸に渡り、、小一時間でソノマを抜けると、カリフォルニアワインの聖地ナパヴァレーに入りますが、ナパの市街地は谷の南端にあり、そこから30km程の幹線道路沿いにワイナリーが並びます。高級なワイナリーの見学は予約が必要ですが、今回は気軽にデリで昼食も取れるV. Sattui Wineryを訪問。一人6種類の試飲を同行者4人で注文し、白・赤・甘口と全22種類を味見。それにしても屋外では日差しが強く、海沿いから一転して猛暑、良い葡萄が育つはずです。最後はRobert Mondavi Winery向かいのOpus Oneを表敬訪問し、帰路につきました。

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2014年9月13日 (土)

ポーランド紀行その4 ショパンと蜂起と東側の記憶

ワルシャワ訪問の第一の目的は、やはりピアノを嗜む者としてショパン縁の地を巡ること。この日は午前中にショパン博物館を表敬訪問。最近改修したのか、小綺麗な展示ながら、やや物足りない印象。すぐ近くにあるショパン音楽アカデミーの裏手の公園を歩くと、窓を全開にした練習室からいろいろな音楽が聞こえます。トラムに乗って、有名なショパン像のあるワジェンキ公園へ。敷地は広大でとても美しく、林を抜けると水上宮殿が現れました。なかなかショパン像を見つけられずにいると、最後に公園入口付近で遭遇、想像以上の大きさです。ところで、昼食に立ち寄ったバル・ムレチュニィ(ミルクバー)Złota Kurkaは、共産主義が生み出した形態の食堂。レジで注文して会計を済ませ、窓口から皿を受け取る方式で、ともかく安価。スープと肉料理を食しましたが、庶民的な味はどこか懐かしく心温まります。夕方は第二次大戦の苦難を展示するワルシャワ蜂起博物館へ。アンジェイ・ワイダの地下レジスタンス運動を描いた映画「地下水道」が、現実の出来事であったことを実感させられます。

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2014年9月12日 (金)

ポーランド紀行その3 ワルシャワ新旧市街を漫ろ歩き

早朝クラクフからワルシャワへ、高速鉄道で約300km、3時間弱の移動。客車はコンパートメントで乗り心地も良く、車内販売と思いきや、リンゴとコーヒーの無料サービスは気が利いています。ワルシャワに到着すると、中央駅前にはスターリンの贈り物、文化科学宮殿が聳え立ちます。まずはホテルに向かいましたが、初めてのモバイルレセプション、建物入口付近でフロント係と待ち合わせ。すると、長身のモデルのような若い女性に声を掛けられ、部屋まで案内されて一安心。クラクフとは違い、ワルシャワの街区は広大で、建物にも社会主義時代の名残があります。王宮に延びる新世界通りに入ると洒落た街並みとなり、ショパンの心臓が眠る聖十字架教会やコペルニクス像、大統領官邸などが続きます。ヴィスワ川を望む王宮広場、色彩豊かな建物群に囲われた市場広場、新旧市街を隔てる煉瓦の城壁など、今や世界遺産の歴史地区は全て戦後に修復されたもの。夕暮れに中世の雰囲気を満喫した後は、ショパンコンクールの会場でもある国立フィルハーモニーにて、ポーランドの作曲家による戦時中のオーケストラ作品群を鑑賞。このホールもまた戦後に再建され、60年を経ようとしています。

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2014年9月11日 (木)

ポーランド紀行その2 もう一つの世界遺産ヴィエリチカ岩塩坑

クラクフ滞在中、時間を見つけては街を散策。2008年開館のOpera Krakowskaを見学すると、比較的こじんまりとした劇場ながら、積極的に活用されている模様。旧市街の最大の見所、ヴィスワ川沿いに聳えるヴァヴェル城は、王宮や聖堂、宝物館などからなり、ポーランド王国の複雑な歴史をしのばせます。最終日の夕方、旧市街と同時に世界遺産に登録されたクラクフ郊外のヴィエリチカ岩塩坑へ。商業採掘は中止され、観光地となっていますが、階段や坑道を辿って地下135mまで下ります(Where I Amを更新)。道中には析出した岩塩の結晶、空洞には石の彫刻、地底湖などがあり、最後にシャンデリアが輝く巨大な空間、聖キンガ礼拝堂に辿り着きました。ガイドの話によると、坑道はまだ奥深くまで続き、採掘跡にはバレーボールやバスケットボールのコートまで設けられているとのこと。実はこのツアーは学会企画の余興、この後に地下深くの巨大な広間でバンケットが催されました。

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2014年9月 9日 (火)

ポーランド紀行その1 古都クラクフは意外に美食の街

晩夏のポーランド出張、国際学会参加のため、クラクフに一週間滞在。世界遺産の旧市街には欧州最大4万平米の中央広場があり、大勢の観光客で賑わっています。広場中心には長大な織物会館が鎮座し、現在は土産物屋のアーケードとして利用され、周辺には聖マリア教会や旧市庁舎などの歴史的建物が建ち並びます。旧市街から少し離れたユダヤ人街のカジミエシュ地区に見つけた音楽学校の寮に宿泊。部屋にはボストンのアップライトピアノまであり、しかも格安で大満足。400年以上続く市場Stary Kleparzを訪れると、野菜や果物、肉類が豊富。地元の食堂に入り、スラブ圏らしいロールキャベツやピエロギを頂くと、素朴ながら意外に美味。ピエロギは多くの種類があり、基本は豚の赤身肉詰め、炒めた脂が上に乗せられています。ポーランドは物価が安く、お陰で毎晩良いレストランに出かけては、東欧や南コーカサスの珍しいワインを大いに楽しみました(Wine Lifeを更新)。

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2013年9月17日 (火)

チロルの古都インスブルック探訪 流麗なるジャンプ台登頂

チューリヒからウィーン行きの列車で4時間弱、のどかなアルプスの谷間を走り、チロル地方の古都インスブルックへ。数日間の滞在中、世界的に有名なジャンプ台、Bergiselを訪問。1997年に一度訪れましたが、その後2001年に大規模改修があり、ザハ・ハディド設計のモダンなタワーには展望レストランも併設されていました。8年振りにLandscapes mit Schanzenを更新。夕方は旧市街の風情あるガストホフWeisses Rösselで、庶民的なチロル料理とオーストリアワインを頂きました。白はGrüner Veltliner種、赤はZweigelt種。物価の高いスイスからオーストリアに来ると、勘定はおよそ半額。満足感に浸りながら路地を歩き、黄金の小屋根Goldenes Dachlを眺めた後、夜道を帰りました。追記:チロル民俗博物館には、なまはげに似た風習に使用するクランプスの仮面が数多く展示されていました。

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2013年9月14日 (土)

スイス紀行その3・ルツェルン編 風光明媚な街の音楽祭

風光明媚な湖畔の小都市、ルツェルンに着くと、ドイツ語圏ながらどこかイタリアの風を感じます。ロイス川沿いのオープンテラスで、旧市庁舎の醸造所のビールを片手に、欧州最古の屋根付き木造橋、カペル橋を眺めつつ、今宵の演奏会を待ちました。ジャン・ヌーヴェル設計のカルチャー・コングレスセンターKKLに向かうと、巨大な屋根が湖畔に水平に張り出し、最上階の広いバルコニーからは上空が切り取られたパノラマが拝めます。白い壁が印象的なコンサートホールでは、舞台横の5階席からロリン・マゼール指揮ウィーン・フィルを見下ろし、ブルックナーの第8交響曲を鑑賞。ルツェルン音楽祭の最終日前夜、熱気にあてられました。

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2013年9月13日 (金)

スイス紀行その2・ベルン編 古都の朝市は活気に満ちて

世界遺産のベルン旧市街は、やはり格別の風情があります。大聖堂の塔から見下ろすと、湾曲したアーレ川に突き出した断崖の上に、赤茶色の瓦屋根がびっしりと連なる絶景が拝めます。今回の一つの目的は、以前建設されていなかったレンゾ・ピアノ設計のZentrum Paul Klee訪問。郊外の丘陵地に波形屋根が連なる建物外観はクレーを連想させますが、肝心の展示は企画展しかなく、少々期待外れ。夕方、知人宅にてスイスワイン、白はChassela種、赤はHumagne Rouge種とCornalin種の2本を頂きましたが、特に個性的な果実香の赤に感心。翌朝、旧市街の広場や通りで開かれる野菜市、果物市、肉市を訪れると、大変な活気に満ちていました。チーズ屋では、本場のエメンタールやグリュイエール、山羊や羊の色々なチーズが並ぶのを見て、早くも土産を購入。

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