カテゴリー「日本風景 JSCENE」の40件の記事

2017年9月24日 (日)

南予を行く 郷愁の内子・大洲から八幡浜へ

連休中は研究室企画として、一泊二日の南予の旅。内子は二十年前に訪れて以来でしたが、大洲街道の古い町並みや内子座はしっかり手入れされていました。木蝋資料館となっている上芳我邸は重要文化財として有名ですが、日本のビール王が育ったという高橋邸も風情があります。宵の口に街で夕食を取り、内子にある千代の亀酒造と酒六酒造の銘酒を入手して、鄙びた山間の小薮温泉に宿泊。翌朝は大洲の町並みを散策し、明治の名建築、臥龍山荘へ。肱川を望む崖上に数奇な建物と庭園は、期待以上に品格があり見事。崖を見下ろす不老庵の茶室で優雅に茶を頂きました。大洲城の天守に上った後は、西に向かい八幡浜へ。港で豪勢な海鮮丼を食し、市場で地の魚を見て回った後、旅の終わりは諏訪崎まで若干ハードな行軍。西国の果てにて、豊後水道と佐田岬半島の景色を拝みました。

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2017年7月15日 (土)

旭川夏休みその2 旭岳姿見散策にて天空の別世界を満喫

夏休みのハイライトは大雪山旭岳。旭川駅からリムジンバス「いで湯号」に揺られて一時間半程、忠別川沿いの広大な原生林を駆け上り、旭岳ロープウェイの山麓駅に到着。さらにロープウェイで標高1,600mの姿見駅まで上ると、気温は20度とひんやり気持ちよく、目の前には大雪山系最高峰(標高2,291m)、旭岳の雄姿が雪の残る沼の向こうに広がっていました。ここから山頂まで片道2時間少々で登れるようですが、今回は姿見の池を散策するコースをゆっくりと巡ることに。一面に咲くチングルマ、所々に見掛けるエゾノツガザクラ、エゾイソツツジ、ミヤマリンドウ、小さな花々が織りなすパノラマはまさに神々の庭。天空の別世界を満喫した後は下界の旭岳温泉に浸かり、身も心も癒されて帰京しました。

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2017年7月14日 (金)

旭川夏休みその1 避暑のはずが猛暑の北の大地

夏の三連休前に休暇を取り、避暑がてら旭川へ逃避行。ところが日中は猛暑に見舞われ、一足先に真夏を味わうことに。旭川には三十年前の冬に訪れ、駅の待合室に野宿したことがありますが、今の綺麗な高架駅や駅前広場に当時の面影はありません。午前中はすっかり観光名所となった旭山動物園へ。ペンギンやホッキョクグマは人気者、中でも水中を飛ぶカバは不思議な光景、北海道のオオワシの立ち姿も立派でした。帰りのバスを途中下車して高砂酒造に立ち寄り、明治酒蔵を改修した直営店で国士無双の限定酒を試飲。夕方、歩行者天国の平和通買物公園から常磐公園を経て石狩川まで散策。歓楽街のさんろく街に戻る途中、昭和初期の佇まいが残る「5・7小路ふらりーと」を見つけ、新子焼き(若鶏半身)で有名な焼鳥屋にて喉を潤し、火照った体を冷ましました。

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2017年4月15日 (土)

もう一つの阿波へ 風光る紀伊水道 桜満開の和歌山

先々週探訪した千葉の安房に引き続き、今回はそのルーツの地である徳島の阿波に出張で訪問。徳島空港のある松茂町では、仕事の合間に立ち寄った歴史民俗資料館に人形浄瑠璃資料館が併設されていて、阿波人形浄瑠璃の存在を知りました。徳島市内の阿波十郎兵衛屋敷では毎日上演されるようで、次に訪れた際は鑑賞したいものです。仕事から解放されると、徳島港から南海フェリーで一路和歌山へ。春の陽気の中、紀伊水道をのんびり2時間程で渡ると、和歌山港に到着。たった一駅区間の南海和歌山港線で和歌山市駅に移動すると、市内をJR和歌山駅まで街歩き。紀州藩の時代からの繁華街、ぶらくり丁商店街は衰退が激しく、中心街でも人影は僅かでしたが、和歌山城の堀が見えてくると満開の桜に集まった花見客で賑わっていました。夕暮れの天守閣を拝んだ後、和歌山駅から阪和線で泉南に帰省。翌日は関空からの帰京前に再び和歌山県に入り、岩出の根来寺までドライブ。幼少時に何度もピクニックに訪れた山門は、今も威風堂々と静かに人々を見守っていました。

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2017年3月 8日 (水)

陸奥遠征その2 城下町・盛岡をぶらり散策 土産は南部風鈴

八戸からの道すがら、盛岡で途中下車をして城下町を街歩き。駅東口を出て北上川を渡ると、盛岡城跡公園まで街中を直進。雪が降り始める中、石垣の脇道から本丸に登ると、眼下には中津川が見えました。城跡の北側には櫻山神社、その斜面には築城時に出現した烏帽子岩が堂々と鎮座していました。神社正面の参道脇には闇市を起源とする横丁が残されていて、その中には盛岡三大麺の一つ、じゃじゃ麺の元祖・白龍本店も。さらに中津川を渡ると、街角に辰野金吾設計の岩手銀行赤レンガ館が見えてきました。復原された建物内を見学した後は、紺屋町界隈を散策。南部鉄器の工房への立ち寄り、土産に風鈴を入手(Sound Instruments Galleryを更新)。日暮れには老舗酒場、とらやの暖簾をくぐり、山菜、ソイ刺や湯豆腐で燗酒を軽く頂いてから帰路につきました。

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2017年1月 4日 (水)

新春紀州の名刹酒蔵巡礼 長閑な蜜柑畑に癒やされて

正月に泉南に帰省した折、穏やかな天気の中、和歌山の名刹と酒蔵を巡礼。和歌山県には国宝建造物が7件あり、そのうち高野山の2件と根来寺は何度か訪れたことがありましたが、今回は下津にある残り4件、長保寺と善福院を訪問。阪和自動車道の下津インターを降りると、谷間には蜜柑畑の長閑な風景が広がっています。その真っ只中に禅宗様の善福院釈迦堂がひっそりと建っていました。一方、長保寺には鎌倉時代末期の大門、多宝塔、本堂がまとまって残されていて、裏山には紀州徳川家の廟所も広がっています。閑静な名刹で心身が清められた後は、海南市内の黒江地区を訪れ、銘酒「黒牛」を醸す名手酒造店へ。黒江は室町時代からの紀州漆器の町、独特の町屋景観が残されていました。帰路、和泉山脈を越える手前で岩出市の酒蔵、吉村秀雄商店に立ち寄り、最近都内でも見掛ける「車坂」を土産に購入。人混みに無縁の地、道中無人販売の蜜柑を食しつつ、癒やしの散策となりました。

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2016年6月27日 (月)

出羽遠征その2 山形・山寺・仙台ふらり散歩

増田町最寄りの十文字駅から奥羽線を南下し、新庄で電車を乗り継いで山形市内へ。それにしても東北弁は独特で、車内の方言が秋田弁から山形弁へと移り変わるのが面白く、特に新庄弁で同意を求める終助詞「にゃ」が耳から離れません。翌早朝に山形城跡の霞城公園を散歩し、三層楼と呼ばれる旧済生館本館を見学。昼前は芭蕉の旅に思いを馳せつつ、運動を兼ねて山寺、宝珠山立石寺へ。登山口にある根本中堂からせみ塚、仁王門を経て約千段を上ると、奥の院が控えています。崖の上の五大堂から絶景を拝み、森の空気に癒された後は、電車でうたた寝をしつつ仙台へ。一仕事をこなした後、夕刻帰京前にふらりと文化横丁に足を運び、最後は静謐な異空間、源氏にて一献。

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2016年1月15日 (金)

北陸新幹線初乗車 冬の立山連峰と富山湾に心洗われる

今年最初の出張は、初めて乗車する北陸新幹線で黒部へ。E7系の車内は座席も走行音も快適、トンネル突入時の微気圧波対策で車両先端部の尖りは抑えられているようです。黒部宇奈月駅に下車すると、散居村の向こうには、水墨画の屏風絵のような立山連峰が控えていました。冬場の日本海側は常に陰鬱な暗雲が垂れ込めていますが、反対側にこのような絶景が享受できるとは随分劇的な土地柄、心が救われます。日中のアルミサッシ工場見学を終えると、夕方には宿のある魚津へ。 富山湾の幸と地酒に期待を膨らませつつ、 駅近くの魚津郡ねんじり亭に繰り出すと、期待通りの刺身盛り合わせや毛蟹を肴に、満寿泉、北洋、幻の瀧の美酒を堪能。雹も降る仄暗い中の一日でしたが、心洗われる時間となりました。

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2015年9月19日 (土)

会津若松・宇都宮の建築探訪 ぶらり途中下車の旅

出張で会津若松に4泊。最後の夜は町の奥座敷、東山温泉のくつろぎの宿・新滝に宿泊。土方歳三ゆかりの猿の湯がある歴史ある宿のようですが、現在はRC造の大きな建物となっています。一方、鄙びた温泉郷を散歩すると、隣には文化財の木造老舗旅館、向滝が見事な姿で建っていました。シルバーウィーク初日の翌朝、折角なのでしばしの会津観光。白虎隊自刃の地でもある飯盛山に向かい、珍しい六角三層、二重螺旋構造の円通三匝堂(通称、さざえ堂)を上って下り、その間に三十三観音巡りが完了。昼前にはローカル線で会津を発ち、郡山経由、宇都宮にて途中下車。駅から西側の中心市街は初訪問のため、観光マップを手に街歩き。まずは田川近くの旧篠原家住宅へ。江戸時代末期から醤油造りを営んだ豪商の土蔵造店舗兼住宅で、外壁の黒漆喰塗り、非常に堅牢な造りが印象的。中心市街の盛り場近くには、松が峰教会が場違いに美しく佇んでいました。ロマネスク・リヴァイヴァル様式の大谷石建築の中に入ると、運良く聖堂まで案内して頂けました。黄色いステンドグラスから夕日が差し込み、白漆喰と大谷石の石肌の対比が美しく、立派なパイプオルガンも設置されています。今日は期せずして建築探訪の一日となりましたが、最後はお約束の滋味溢れる名酒場、庄助に寄って帰路につきました。

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2015年8月 1日 (土)

猛暑の地へ遠征 関宿から館林うどん、佐野の地酒、足利花火

8月に入り、恒例の研究室調査旅行で北関東遠征。柏の葉を出発、まずは千葉県最北端、利根川と江戸川が分流する関宿へ。江戸時代に水運で栄えた城下町の姿はもはやありませんが、関宿城博物館の天守閣から北を望むと、千葉・埼玉・茨城3県の接点が拝めます。猛暑で有名な群馬・館林にて老舗花山うどんの幅広きしめん「鬼ひも川」を食した後、栃木・佐野にある第一酒造の酒蔵見学へ。丁寧な説明を受けた後、酒蔵を改造したギャラリーにて銘酒・開華を数種類試飲。今夜のメインイベントに備えて足利に移動し、日本最古の学校として復原された足利学校、本堂が国宝に指定された鑁阿寺をぶらりと散歩。スーパーや焼鳥屋で買い出しを済ませ、いざ河川敷の花火会場へと大勢の観衆の中を進むと、予想通りの夕立が始まり一時騒然。ただそれも十数分で止み、無事に花火大会が開始され、尺玉やスターマインの視野一杯に広がる光と大音量に圧倒されるばかり。今年で第101回を迎える伝統ある花火大会だけあり、地元の人々に愛される日本の夏らしい雰囲気を大いに満喫しました。

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