カテゴリー「日本風景 JSCENE」の47件の記事

2019年3月24日 (日)

平成末のお伊勢参りその2 日本のふるさとで命の洗濯

本日は朝から伊勢神宮を参拝。まずは外宮の鳥居をくぐり、神木が立ち並ぶ参道の玉砂利を踏みしめて、豊受大御神を祀る正宮へ。大勢の参拝者にも乱されないゆったりとした厳かな雰囲気は流石、神秘に触れたようで心が洗われます。内宮へはバスで移動し、五十鈴川を渡って聖地へ。日本の古代を想像しながら、天照大御神を祀る正宮と幾つもある別宮をお参りした後は、現世の賑わいを見せるおかげ横丁へ。御料酒の白鷹を立ち飲みできる酒屋に吸い寄せられた後は、伊勢市駅前に戻って老舗の山口屋で伊勢うどんを頂きました。昼過ぎに帰路に就きましたが、ふと四日市で途中下車し、夕食がてら一番街商店街を散策。この地で有名な大入道のからくり人形に遭遇し、三重再訪を誓いました。

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2019年3月23日 (土)

平成末のお伊勢参りその1 伊賀上野の城下町をふらり散歩

京都出張後の週末、小学生以来、平成最後のお伊勢参りを計画しました。奈良に宿泊し、朝は猿沢池や興福寺を散歩。昼前に関西本線で東に向かい、伊賀上野駅で伊賀鉄道の忍者列車に乗り換えて中心街へ。まずは小さな丘の上に建つ伊賀上野城に向かい、天守閣から盆地が見渡した後は、隣接する伊賀流忍者博物館を訪問。忍者屋敷のからくりや忍術の道具を見て回った後は、小京都として知られる城下町をのんびり散策。武家屋敷や町家、商家や酒蔵、寺町など、観光客のいない静かな町並みを楽しみました。町外れで再び伊賀鉄道に乗車、伊賀神戸駅で近鉄特急に乗り換えて、一路夕方の伊勢へ。向かうは、寂れ具合が目立つ新道商店街の先にある名酒場・一月屋。暖簾をくぐるとほぼ満席の賑わい振り、商店街とは別世界の生きた時空間がそこにはありました。

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2018年11月23日 (金)

晩秋の金沢散歩 にし茶屋街から寺町の小径巡り

晩秋の金沢出張の折、帰京の朝に繁華街の片町から西に向かい、のんびりと散歩を開始。犀川を越えてすぐ右手には室生犀星ゆかりの雨宝院があり、その先の細い路地を抜けると、にし茶屋街に辿り着きました。金沢三大茶屋街の一つながら、有名なひがし茶屋街に比べるとこじんまりとして、人通りも少なく落ち着いています。出格子が美しい茶屋様式の家並みの一角には、作家の島田清次郎が過ごした吉米楼の跡地に西茶屋資料館が建っていました。当時のお茶屋の造りを再現したもので、二階には紅柄色の壁の座敷があり、しばらく畳に座って雰囲気を味わいました。茶屋街を後にして、南に広がる寺町寺院群へ。70もの寺院があるらしく、忍者寺と呼ばれる妙立寺や六斗の広見に立ち寄り、最後は知人が町家を改造した宿泊施設のてらまちや風心庵を表敬訪問。一階のカフェには知人の風鈴コレクションが展示されていて、一見一聴の価値あり。金沢の歴史に触れ、よい気分転換になりました。

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2018年9月11日 (火)

豊後巡礼 杵築はサンドイッチ型城下町 湯平は現世の果て

大分には縁があり、少なくとも十回は来ていますが、空港からかつてはホーバークラフト、昨今は高速バスかレンタカーですぐに高速道路に入っていました。今回は下道で初めて杵築のサンドイッチ型城下町に立ち寄ることに。別府湾に面した高台は南北に分かれていて、落ち着いた武家屋敷が建ち並び、その谷間には商人の町が残っています。谷間に向かう両側の坂はV字を描き、その類を見ない景観は一見の価値あり。町外れには普段愛飲する銘酒、智恵美人を醸す中野酒造があり、念願の訪問を果たして蔵見学と試飲三昧。今晩の宴の仕入れを済まし、湯布院の金鱗湖を経由して、4年ぶりの湯平温泉へ。5つの共同浴場の一つ、橋本温泉に浸かった後、湯治場の情緒が漂う鄙びた温泉街を散策すると、現世かあの世か異空間に入り込んだ模様。つげ義春の「貧困旅行記」を思い出さずにはいられません。

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2018年8月18日 (土)

真夏の静岡遠征 ガラス張りホールの調整 駿府城と青葉横丁

夏休み期間にホール音響設計の仕事で掛川へ。三共製作所の工場に併設されたガラス張りの多目的ホールの音響測定を二日間にわたって行いました。エンドステージ型やアリーナ型の座席配置で室内の残響が適度となるように、可動吸音衝立や吸音ブラインドを調整する合間、新品のスタインウェイのフルコンを試奏。空調騒音対策に難儀したホールですが、残響はブラインドによる調節範囲が広いので、一安心です。掛川を後にして静岡でふらり途中下車。駿府城の二ノ丸堀から東御門をくぐって駿府城公園に入り、園内を散策。家康公像への挨拶を済ますと、繁華街南端の青葉横丁へ。赤提灯が並ぶ細い路地は、整備されたものの風情が残っています。その入口の名店、三河屋に滑り込むと、小さなコの字カウンターのみの異空間。気の利く主人に身を任せ、静岡おでんと揚げ物を頂くと、そのもてなしは高級てんぷら屋のカウンターにも思える程。最高にいい気分で静岡を後にしました。

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2018年8月 6日 (月)

奥日光へ避暑輪行 中禅寺湖から湯ノ湖 爽快いろは坂下り

夏休みの早朝、輪行袋を抱えて特急けごんに乗車し、一路日光へ。東武日光駅からはバスの床下トランクに自転車を積み、第二いろは坂を明智平まで上って下車。小雨が降り始める中、サイクリングを開始。まずは中禅寺湖に向けて下り、男体山を拝みながら大鳥居をくぐって湖畔を西進し、竜頭ノ滝へ。小休憩の後、しばらく坂を我慢して登ると、戦場ヶ原が開けてきました。さすがに標高1,400mを越えると随分涼しく、至極快適。平坦な道が終わり、再度急な坂を登り切ると、湯滝の上の湯ノ湖に出ました。湖畔のレストハウスで昼食をとり、湯元の温泉寺や湯畑を巡った後は、日光の下界まで約30kmを一気の下り。第一いろは坂を爽快に駆け下り、やしおの湯に立ち寄って一風呂浴び、缶ビール片手にけごんに乗り込みました。

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2018年6月30日 (土)

小倉の昭和レトロ 雨の関門海峡を連絡船で唐戸市場へ

北九州出張では仕事の後に繁華街を街歩き。小倉の歴史を感じさせる旦過市場を巡った後は、昭和28年創業の居酒屋、酒房武蔵にて宴会。翌朝は小倉から門司港へ足を延ばし、4年ぶりに関門海峡を訪問しましたが、生憎の雨模様。今回はトンネル人道ではなく、連絡船で門司港から下関側の唐戸へ渡りましたが、連絡船の窓からは、波飛沫と靄の中、関門橋が朧気に見えるだけでした。連絡船を降りると、目の前には唐戸市場がひかえています。卸売り場には河豚の専門店がずらりと並び、その奥の屋台コーナーには中国や韓国からの旅行客が大勢押し寄せていました。ここでの食事を我慢し、下関駅前まで散歩し、お目当てのおかもと鮮魚店に向かいました。鮮魚店といっても、併設された居酒屋がもはや本店。土曜の昼下がり、初夏の鱧、鯨カツ、魚もつ煮付で一杯。本州の果てにて、至福の一時を過ごしました。

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2017年9月24日 (日)

南予を行く 郷愁の内子・大洲から八幡浜へ

連休中は研究室企画として、一泊二日の南予の旅。内子は二十年前に訪れて以来でしたが、大洲街道の古い町並みや内子座はしっかり手入れされていました。木蝋資料館となっている上芳我邸は重要文化財として有名ですが、日本のビール王が育ったという高橋邸も風情があります。宵の口に街で夕食を取り、内子にある千代の亀酒造と酒六酒造の銘酒を入手して、鄙びた山間の小薮温泉に宿泊。翌朝は大洲の町並みを散策し、明治の名建築、臥龍山荘へ。肱川を望む崖上に数奇な建物と庭園は、期待以上に品格があり見事。崖を見下ろす不老庵の茶室で優雅に茶を頂きました。大洲城の天守に上った後は、西に向かい八幡浜へ。港で豪勢な海鮮丼を食し、市場で地の魚を見て回った後、旅の終わりは諏訪崎まで若干ハードな行軍。西国の果てにて、豊後水道と佐田岬半島の景色を拝みました。

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2017年7月15日 (土)

旭川夏休みその2 旭岳姿見散策にて天空の別世界を満喫

夏休みのハイライトは大雪山旭岳。旭川駅からリムジンバス「いで湯号」に揺られて一時間半程、忠別川沿いの広大な原生林を駆け上り、旭岳ロープウェイの山麓駅に到着。さらにロープウェイで標高1,600mの姿見駅まで上ると、気温は20度とひんやり気持ちよく、目の前には大雪山系最高峰(標高2,291m)、旭岳の雄姿が雪の残る沼の向こうに広がっていました。ここから山頂まで片道2時間少々で登れるようですが、今回は姿見の池を散策するコースをゆっくりと巡ることに。一面に咲くチングルマ、所々に見掛けるエゾノツガザクラ、エゾイソツツジ、ミヤマリンドウ、小さな花々が織りなすパノラマはまさに神々の庭。天空の別世界を満喫した後は下界の旭岳温泉に浸かり、身も心も癒されて帰京しました。

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2017年7月14日 (金)

旭川夏休みその1 避暑のはずが猛暑の北の大地

夏の三連休前に休暇を取り、避暑がてら旭川へ逃避行。ところが日中は猛暑に見舞われ、一足先に真夏を味わうことに。旭川には三十年前の冬に訪れ、駅の待合室に野宿したことがありますが、今の綺麗な高架駅や駅前広場に当時の面影はありません。午前中はすっかり観光名所となった旭山動物園へ。ペンギンやホッキョクグマは人気者、中でも水中を飛ぶカバは不思議な光景、北海道のオオワシの立ち姿も立派でした。帰りのバスを途中下車して高砂酒造に立ち寄り、明治酒蔵を改修した直営店で国士無双の限定酒を試飲。夕方、歩行者天国の平和通買物公園から常磐公園を経て石狩川まで散策。歓楽街のさんろく街に戻る途中、昭和初期の佇まいが残る「5・7小路ふらりーと」を見つけ、新子焼き(若鶏半身)で有名な焼鳥屋にて喉を潤し、火照った体を冷ましました。

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