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2018年9月25日 (火)

音盤回想録2017 ハフのシャルベンカと来日公演での爆演

昨年の音盤回想録をようやく完成させ、Discs Reminiscent 2017を掲載。LPが懐かしいケントナーのリャプノフ、ヘンクの偏執狂的なモソロフ、オズボーンの優美なカプースチン、ソコロフの壮大なラフマニノフと、ロシア物が半分を占めました。シャルベンカのピアノ協奏曲第4番で魅せるハフの流麗な技巧にも改めて聴き入ってしまいましたが、その彼のリサイタルが三年振りに武蔵野市民文化会館で開催されました。前後半の冒頭にドビュッシーの映像両巻を据えて、前半はシューマンの幻想曲、後半はベートーヴェンの熱情で締めるプログラム。ドビュッシーでは透明な音色で淡々と演奏を展開していましたが、シューマンはかなり情熱的、ベートーヴェンに至っては終楽章を脱線寸前、というより半ば脱線しながら爆発的な勢いで駆け抜けていき、これには随分驚かされました。若い頃からどのような難曲でも一糸乱れず上品に弾き切るイメージがありましたが、五十代半ばを過ぎて感情の爆発的表現に目覚めたのかもしれません。

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