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2017年6月25日 (日)

音盤回想録2016 ソコロフのドイツ音楽 ローゼンタールの秘技

今年も半ばに差し掛かりましたが、遅ればせながら昨年の音盤回想録、Discs Reminiscence 2016を掲載しました。回想録16年目にして初めて同一ピアニストから2枚、ソコロフのドイツ音楽を選出。一枚目は、この一年間ほど毎朝通勤時にBose製ノイズキャンセリングイヤホンで聴いているバッハの「フーガの技法」。以前はグールドの演奏を聴いていましたが、ソコロフのタッチの粒立ちと声部の鮮明さは尋常ではなく、すっかりはまってしまいました。一方、最近のライブを収録したDVDでは、シューベルトとベートーヴェンの傑作に対峙し、驚くべき集中力の演奏を披露。特にシューベルトの即興曲や小品集では、透明な詩情を最大限に引き出す様に感嘆します。その他、ローゼンタールの録音全集からの一枚、やはりシュトラウス・ファンタジーで繰り広げられる超絶技巧は唯一無二。昔の不明瞭な録音のお陰で、伝説的な名演や秘技が生き続けています。

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