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2017年5月 9日 (火)

カツァリス来日公演 大手町でシューベルトの夕べ

浜離宮のロシア物から4年振りにカツァリスの来日公演を聴きに、夕方の仕事帰りに大手町の日経ホールへ。今回のプログラムはオール・シューベルト、正直に言えば、彼のシューベルトにはあまり期待しておらず、初めて訪れるホールの方に興味がありました。お馴染みの即興演奏で幕を開けると、前半は楽興の時や即興曲、3つの小品から数曲、リスト編曲3曲を一気に弾きましたが、彼の自由奔放な演奏がシューベルトの詩情の明るい側面を際立たせていました。後半はソナタ第21番でしたが、音楽が次々に流れていくようで、この名曲の深遠な世界には程遠い印象を持ちました。とにかく彼が健在なことがなにより、また面白いプログラムを企画してくれることでしょう。ホールの方は多目的ということで残響は乏しい上、6列目正面にもかかわらず音量も小さく、残念ながら名演をじっくり味わえる場ではありませんでした。チケット代は随分安価でしたが、安かろう悪かろうということか。

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