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2016年11月の2件の記事

2016年11月26日 (土)

P2演奏会十回目終了 東欧以東の珍曲・好演目白押し

二年に一度のこの時期恒例、Piano Perspectivesの記念すべき第10回演奏会「文化の十字路~東欧から中央アジアへ~」をかつしかシンフォニーヒルズのアイリスホールで開催しました。いつもの如くゆったりと客席で仲間の演奏を楽しみましたが、今回は二十年来の十回目ということで、出演者数も過去最大、普段聴くことのない曲もずらりと並び、しかも完成度の高い好演が続きました。アマチュアながら年を経る毎に磨きがかかる様に大いに刺激を受け、今後も益々楽しみです。私自身はバルトーク、ヴラディゲロフ、スメタナと初めて弾く作曲家ばかり。ルーマニア、ブルガリア、チェコの民俗音楽に触れ、東欧を巡った際の風景が脳裏に蘇り、新鮮な気分に浸ることができました。下町での演奏会が3回続きましたが、次回はいよいよ上野の森、旧奏楽堂に戻るかもしれません。

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2016年11月19日 (土)

連夜のトリフォニー 森下のアルカン、ロジェのドビュッシー

週末二晩続けて、すみだトリフォニーホールに散策がてら自転車で出かけました。金曜は小ホールにて森下唯氏のオール・アルカンプログラム、前半に「鉄道」、後半に「ピアノ独奏による協奏曲」と破格の練習曲が並びます。「鉄道」では驚異的な速弾きをこなし、鑑賞に堪える作品として見事に成立。独奏協奏曲では、巨大な第1楽章で多少の混乱や同音連打が埋もれるなど、さすがに苦しい箇所が見受けられましたが、蛮族風の終楽章では真骨頂が存分に発揮されていました。土曜は大ホールにてパスカル・ロジェによるドビュッシーの前奏曲集、舞台背景に投影される葛飾北斎の浮世絵を眺めながらの風流な演奏会。来週開館するすみだ北斎美術館に向けた企画のようです。三十年前に買ったロジェのプーランクのCDはお気に入り、ようやく彼の生演奏を聴くことができました。若かりし頃の録音では切れ味の良い音質とリズム感が光りましたが、今回のドビュッシーでは円熟味たっぷり、暈かしや余韻を生かす技の数々に新鮮な感動を覚えました。ところで、映像で現れた「風流 隅田川八景」「雪月花 隅田」を新しい美術館で改めてじっくり鑑賞したいものです。

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