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2015年2月28日 (土)

音盤回想録2014 天才ジョイスの美技 ギレリスの東欧物

昨年購入したCDやDVDを整理しながら、Discs Reminiscence 2014を掲載。新譜では、ユジャ・ワンによるラフマニノフとプロコフィエフのピアノ協奏曲、伊福部昭生誕100年を記念したピアノ曲全集が印象に残りました。旧譜では、20世紀前半に活躍したオーストラリアの女流ピアニスト、アイリーン・ジョイスの名曲集を中古CDとして入手。シュレーダーのエチュードなど、外連味のない天才肌の演奏に驚嘆。曲目がスティーヴン・ハフのピアノアルバムに類似しているのが気になり、ネットで調べてみると、リチャード・デイヴィスによる伝記「Eileen Joyce: A Portrait」の前書きで、ハフは「彼女は過去の多くの偉大なピアニストたちが発揮してきたまばゆく輝くばかりのヴィルトゥオジティを全て披露している。…彼女の名は過去の偉大なピアニストたちのリストに書き加えられるべきだ」と述べているそうです。やはりハフはジョイスを強く意識していたようです。最後にもう一つ、ギレリスが珍しく東欧の作曲家に焦点を当てた1950年代 、60年代の録音をふと聴き直してみました。ウラディゲロフ、スメタナの小品、ハチャトゥリアンのピアノソナタはいずれも切れ味抜群、あらためて巨匠の見識の広さを思い知らされます。

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