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2013年5月 6日 (月)

音盤回想録2012 60年代のワイルド、ベルマン、グールド

昨年末からさぼっていた2012年の音盤回想録、Discs Reminiscent of 2012を掲載しました。毎年、個人的によく聴いたあるいは印象に残ったCDやDVDを8枚挙げることにしています。昨年は、ワイルド、ベルマン、グールドの懐かしいピアノソロ、バルビローリのシベリウスと1960年代の録音が半数を占め、新譜ではウーレンとフレイレの趣向に富んだ選曲の2枚、クラシック外ではキース・ジャレットの1973年ブレーメン・ライブ、DVDは該当なし。巨匠ワイルドの"The Virtuoso Piano"は、大学生時代から繰り返し聴いている名盤。特に、ゴドフスキーの「芸術家の生涯」、タールベルクの「ドン・パスクワーレ幻想曲」はピアノ演奏史に残る名演です。彼の演奏を聴く度に、もう一人の巨匠ボレットと同様、真の技巧の必然としての美しさ、優雅さ、懐の深さが胸に響きます。今年に入り村上春樹の小説で流行のベルマンは「巡礼の年」ではなく、高校生時代にはまった伝説の超絶技巧練習曲。グールドは意外なロシア物を聴き直し、特にスクリャービンの第3ソナタに新鮮なニュアンスを感じました。

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