カテゴリー「仮面 MASK」の6件の記事

2016年12月24日 (土)

ジャワ土産の仮面トッペン 伎楽面の滑稽な遠戚

インドネシア人留学生からジャワ土産に滑稽な表情の仮面、トッペンを二つ頂きました。Topengはインドネシア語で仮面を意味しますが、ジャワ島やバリ島で行われる仮面舞踏劇のことも指すようです。能面より立体的で古代日本の伎楽面と似ていますが、そもそも伎楽とトッペンの起源は中国南部の呉楽で、両者は遠戚に当たります。トッペンは宮廷で演じられていたものが伝統芸能に移行し、地方に色々な形式で残っているようですが、ガムランやワヤン(影絵芝居)とともに一度現地で鑑賞してみたいものです。赤顔はCepot、天狗顔はPetrukという名前の宮廷道化師のようです。空琴楼の仮面コレクションに久しぶりの新顔、Asian Masksを更新。インドネシアの風土・歴史・文化等に関する情報が幅広く解説されたサイト、インドネシア専科を発見、同国の多層性や奥深さが垣間見えます。

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2013年9月17日 (火)

チロルの古都インスブルック探訪 流麗なるジャンプ台登頂

チューリヒからウィーン行きの列車で4時間弱、のどかなアルプスの谷間を走り、チロル地方の古都インスブルックへ。数日間の滞在中、世界的に有名なジャンプ台、Bergiselを訪問。1997年に一度訪れましたが、その後2001年に大規模改修があり、ザハ・ハディド設計のモダンなタワーには展望レストランも併設されていました。8年振りにLandscapes mit Schanzenを更新。夕方は旧市街の風情あるガストホフWeisses Rösselで、庶民的なチロル料理とオーストリアワインを頂きました。白はGrüner Veltliner種、赤はZweigelt種。物価の高いスイスからオーストリアに来ると、勘定はおよそ半額。満足感に浸りながら路地を歩き、黄金の小屋根Goldenes Dachlを眺めた後、夜道を帰りました。追記:チロル民俗博物館には、なまはげに似た風習に使用するクランプスの仮面が数多く展示されていました。

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2013年8月 9日 (金)

夏本番の福島遠征 安達太良山麓と阿武隈高原で避暑気分

東京では猛暑が始まる中、研究室の調査旅行で福島遠征。初日、常磐道経由でまずは北茨城の五浦海岸へ。岡倉天心の六角堂は大津波で消失しましたが、昨年再建されていました。午後、音響設計を担当した伊達市立保原小学校で視察と測定を行い、その晩は福島の奥座敷、土湯温泉山根屋旅館へ。翌朝、土湯見聞録館にてこけし鑑賞。土湯こけしは鳴子、遠刈田と並ぶ日本三大こけしの一つで、東北地方には産地により11系統のこけしがあるそうです。そこで見つけた雑誌「こけし時代」は、シュールで洒落が効いています。安達太良山麓を標高1200mまで登ると、数度訪れている新野地温泉・相模屋旅館が見えてきました。野天風呂は内湯の小屋からしばらく木道を進んだ先にあり、涼しい高原の中でこの上なく開放的。噴煙と湯口の音を聞きながら白濁した硫黄泉に浸かっていると、時を忘れます。午後はあぶくま洞にも立ち寄り、体を大いに冷やしてから帰路につきました。

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2013年6月 1日 (土)

カナダ紀行その1・バンクーバー編 トーテムポール偉大なり

二週間のカナダ出張中、まずは太平洋岸の霧の街、バンクーバーへ。複雑な地形で湾に面する中心街は、高層ビルが建ち並びつつも、小綺麗な街並みに住み心地の良さを感じます。湾に架かる大きな橋を渡り、対岸の出島のようなグランヴィル島を訪れると、かつての工場地区を再開発したウォーターフロントは大いに賑わっていました。その地区には庶民の台所、公設市場や海産物専門店もあり、夕食への期待が膨らみます。バスに乗って、バラード半島西端に位置するブリティッシュコロンビア大学へ。その一角に世界的に名高い人類学博物館があり、太平洋岸北西部の先住民族のコレクションが展示されています。館内の数々のトーテムポールは圧巻、屋外には集落で住居とともに建立されていた様子も再現され、その大きさのみならず郷愁を呼び覚ます前衛的意匠に強い感銘を受けました。また、北中南米を中心に世界の仮面コレクションも大変充実しています。Mask Viewを更新。夜は洒落た店が並ぶイエールタウンにて、ブリューイング、BC州ワイン専門店、オイスターバーを梯子することに。Rodney's Oyster Houseにて、4種の牡蠣とロブスターにオカナガン地方の白ワインを合わせ、舌鼓。

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2013年5月19日 (日)

秋田・男鹿を巡る旅その2 日本海の絶景となまはげ体験

早朝レンタカーを借り、日本海に沿って一路男鹿半島へ。八郎潟を過ぎて南磯地区に入ると、海辺の景色が迫ってきます。鵜ノ崎海岸、ゴジラ岩、五社堂に立ち寄り、さらに北上すると、絶壁を縫うようなドライブコースから迫力ある絶景が拝めます。八望台から火山湖の一ノ目潟・二ノ目潟を望んだ後は、最北端の入道崎へ。広々とした岬には白黒の縞模様の灯台があり、目を凝らすと周囲の岩場に多くの釣り人の人影が。晩春、真鯛が男鹿沖まで北上し、旬を迎えることから、この期間に鯛祭りが開催されていました。昼食は名物の石焼料理、熱した石を出汁と鯛の切り身の入った桶に投じる一見豪快な料理ですが、鯛の旨味が薄味の出汁と岩海苔でいい塩梅。午後は海辺から山中の真山地区に、なまはげ伝説を探訪。なまはげ館には88地区の面が立像として展示され、見応え十分。曲家民家を再現した真山伝承館では、大晦日のなまはげ行事を実演。幼児連れも多くいましたが、建具を激しく揺さぶる音に大人が驚きの悲鳴を上げていました。旅の締めに、秋田市内の奥座敷・秋田温泉に立ち寄り、すっかり秋田を満喫。

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2013年1月16日 (水)

面の折り紙作品集 能面・狂言面など折り図満載

白山駅近くの折り紙専門のギャラリーおりがみはうす を訪問。折り紙とは信じがたい作品が数々展示されていました。特に、動物や昆虫など生き物の造形に目を見張ります。とはいえ、訪れた目的はここでしか買えないオリジナル本「布施智子折り紙作品集 面 The Mask」。能面・狂言面・伎楽面・舞楽面・行道面27作品の写真と折り図が収録されています。いつか般若あたりに挑戦したいものです。Mask Booksを更新。

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