2017年7月15日 (土)

旭川夏休みその2 旭岳姿見散策にて天空の別世界を満喫

夏休みのハイライトは大雪山旭岳。旭川駅からリムジンバス「いで湯号」に揺られて一時間半程、忠別川沿いの広大な原生林を駆け上り、旭岳ロープウェイの山麓駅に到着。さらにロープウェイで標高1,600mの姿見駅まで上ると、気温は20度とひんやり気持ちよく、目の前には大雪山系最高峰(標高2,291m)、旭岳の雄姿が雪の残る沼の向こうに広がっていました。ここから山頂まで片道2時間少々で登れるようですが、今回は姿見の池を散策するコースをゆっくりと巡ることに。一面に咲くチングルマ、所々に見掛けるエゾノツガザクラ、エゾイソツツジ、ミヤマリンドウ、小さな花々が織りなすパノラマはまさに神々の庭。天空の別世界を満喫した後は下界の旭岳温泉に浸かり、身も心も癒されて帰京しました。

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2017年7月14日 (金)

旭川夏休みその1 避暑のはずが猛暑の北の大地

夏の三連休前に休暇を取り、避暑がてら旭川へ逃避行。ところが日中は猛暑に見舞われ、一足先に真夏を味わうことに。旭川には三十年前の冬に訪れ、駅の待合室に野宿したことがありますが、今の綺麗な高架駅や駅前広場に当時の面影はありません。午前中はすっかり観光名所となった旭山動物園へ。ペンギンやホッキョクグマは人気者、中でも水中を飛ぶカバは不思議な光景、北海道のオオワシの立ち姿も立派でした。帰りのバスを途中下車して高砂酒造に立ち寄り、明治酒蔵を改修した直営店で国士無双の限定酒を試飲。夕方、歩行者天国の平和通買物公園から常磐公園を経て石狩川まで散策。歓楽街のさんろく街に戻る途中、昭和初期の佇まいが残る「5・7小路ふらりーと」を見つけ、新子焼き(若鶏半身)で有名な焼鳥屋にて喉を潤し、火照った体を冷ましました。

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2017年7月 4日 (火)

フレイレ来日公演 ブラジルの自由さと優しさに満ちた音楽

今や巨匠として名高いネルソン・フレイレには長年強い関心を持っていましたが、生で聴く機会に巡り会えずにいました。12年振りの来日公演が開かれると知り、万難を排してすみだトリフォニーホールへ。曲目変更を受けて、前半にバッハ編曲物とシューマンの幻想曲、後半にヴィラ=ロボスの小品とショパンの第3ソナタ。いずれも若い頃の録音は聴いていますが、年を積み重ねた今の演奏に関心が集まります。最初に舞台袖から七十過ぎの老人が小さな歩幅で登場した時は少し心配しましたが、ピアノを弾き始めた瞬間に杞憂に終わり、意外にも誠実で優しさに満ちた演奏に心打たれました。壮年期にはアルゲリッチにも比肩する情熱的な演奏、特にラフマニノフ第3協奏曲やシュトラウス=ゴドフスキ「こうもり」、ヴィラ=ロボス「野生の詩」が強く印象に残っていましたが、実は昔から演奏に派手さや奇をてらうことはなく、正統派だったことに気付かされます。とはいえ堅い正統ではなく、ブラジルの風土を連想させる自由さと大らかさが、音楽をより豊かに響かせているようです。ショパンのソナタ最終楽章やアンコールでは、さりげなく高度な技巧も披露。ブラジルの巨匠は、聴く人を幸せな気分にする類い希なピアニストでした。

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2017年6月25日 (日)

音盤回想録2016 ソコロフのドイツ音楽 ローゼンタールの秘技

今年も半ばに差し掛かりましたが、遅ればせながら昨年の音盤回想録、Discs Reminiscence 2016を掲載しました。回想録16年目にして初めて同一ピアニストから2枚、ソコロフのドイツ音楽を選出。一枚目は、この一年間ほど毎朝通勤時にBose製ノイズキャンセリングイヤホンで聴いているバッハの「フーガの技法」。以前はグールドの演奏を聴いていましたが、ソコロフのタッチの粒立ちと声部の鮮明さは尋常ではなく、すっかりはまってしまいました。一方、最近のライブを収録したDVDでは、シューベルトとベートーヴェンの傑作に対峙し、驚くべき集中力の演奏を披露。特にシューベルトの即興曲や小品集では、透明な詩情を最大限に引き出す様に感嘆します。その他、ローゼンタールの録音全集からの一枚、やはりシュトラウス・ファンタジーで繰り広げられる超絶技巧は唯一無二。昔の不明瞭な録音のお陰で、伝説的な名演や秘技が生き続けています。

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2017年5月 9日 (火)

カツァリス来日公演 大手町でシューベルトの夕べ

浜離宮のロシア物から4年振りにカツァリスの来日公演を聴きに、夕方の仕事帰りに大手町の日経ホールへ。今回のプログラムはオール・シューベルト、正直に言えば、彼のシューベルトにはあまり期待しておらず、初めて訪れるホールの方に興味がありました。お馴染みの即興演奏で幕を開けると、前半は楽興の時や即興曲、3つの小品から数曲、リスト編曲3曲を一気に弾きましたが、彼の自由奔放な演奏がシューベルトの詩情の明るい側面を際立たせていました。後半はソナタ第21番でしたが、音楽が次々に流れていくようで、この名曲の深遠な世界には程遠い印象を持ちました。とにかく彼が健在なことがなにより、また面白いプログラムを企画してくれることでしょう。ホールの方は多目的ということで残響は乏しい上、6列目正面にもかかわらず音量も小さく、残念ながら名演をじっくり味わえる場ではありませんでした。チケット代は随分安価でしたが、安かろう悪かろうということか。

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2017年4月15日 (土)

もう一つの阿波へ 風光る紀伊水道 桜満開の和歌山

先々週探訪した千葉の安房に引き続き、今回はそのルーツの地である徳島の阿波に出張で訪問。徳島空港のある松茂町では、仕事の合間に立ち寄った歴史民俗資料館に人形浄瑠璃資料館が併設されていて、阿波人形浄瑠璃の存在を知りました。徳島市内の阿波十郎兵衛屋敷では毎日上演されるようで、次に訪れた際は鑑賞したいものです。仕事から解放されると、徳島港から南海フェリーで一路和歌山へ。春の陽気の中、紀伊水道をのんびり2時間程で渡ると、和歌山港に到着。たった一駅区間の南海和歌山港線で和歌山市駅に移動すると、市内をJR和歌山駅まで街歩き。紀州藩の時代からの繁華街、ぶらくり丁商店街は衰退が激しく、中心街でも人影は僅かでしたが、和歌山城の堀が見えてくると満開の桜に集まった花見客で賑わっていました。夕暮れの天守閣を拝んだ後、和歌山駅から阪和線で泉南に帰省。翌日は関空からの帰京前に再び和歌山県に入り、岩出の根来寺までドライブ。幼少時に何度もピクニックに訪れた山門は、今も威風堂々と静かに人々を見守っていました。

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2017年4月 1日 (土)

春の安房へ 小雨の中を路線バスで岬巡り

都内から内房線に揺られ、古い歴史を持つ安房地方へ。館山から海沿いを少し西に向かい、安房塩見にて一泊二日の出張。雨の中、集落や古民家を視察した翌日は、直帰せずに房総半島南端を路線バスで周遊することにしました。小雨の残る中、まずは最西端の洲崎へ向かい、浦賀水道を臨む洲埼灯台へ。小さな集落を散歩し、洲崎神社を拝んだ後、再度バスで終点の道の駅、南房パラダイスまで移動。そこから相浜方面まで海に沿って歩き、道中で見つけた手打ち蕎麦屋で昼食休憩を取りました。昼食後は別の路線バスに乗り込み、房総半島最南端の野島崎に向かうと、海に突き出した台地の上に白色八角形をした野島埼灯台が見えてきました。灯台の内部を階段で上ると、頂部からは黒い岩石で覆われた岬の先端が見渡せ、晴天であればさぞかし気持ちの良いことでしょう。近くの干物屋で土産を買って、千葉市内直行の高速バスで帰路につきました。

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2017年3月26日 (日)

ジャンプW杯2016/17終了 日本女子ツートップ時代

ジャンプW杯2016/17シーズンは、2月末ラハティでの世界選手権を挟み、最後はプラニツァでの葛西の表彰台最年長記録を以て終了。男子は後半に抜群の技術を見せたオーストリア若手のクラフトが初の王座へ。女子は前半から独走の高梨が、最後は伊藤の追い上げをかわした形で4度目の女王へ。世界選手権の女子では、伊藤と高梨が表彰台に上りましたが、大舞台にめっぽう強いフォークトがオリンピックに続いて二連覇。最近日本では女子W杯しか放送されず、男子の動向に疎くなりつつありますが、女子ジャンプの水準は高く競争も激しくなり、確かに見応えが出てきました。さて来年度はもうオリンピックイヤー、弥が上にも日本勢ツートップの期待が高まるばかりです。World Ski ChampionshipsWorld Cupを更新。

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2017年3月 8日 (水)

陸奥遠征その2 城下町・盛岡をぶらり散策 土産は南部風鈴

八戸からの道すがら、盛岡で途中下車をして城下町を街歩き。駅東口を出て北上川を渡ると、盛岡城跡公園まで街中を直進。雪が降り始める中、石垣の脇道から本丸に登ると、眼下には中津川が見えました。城跡の北側には櫻山神社、その斜面には築城時に出現した烏帽子岩が堂々と鎮座していました。神社正面の参道脇には闇市を起源とする横丁が残されていて、その中には盛岡三大麺の一つ、じゃじゃ麺の元祖・白龍本店も。さらに中津川を渡ると、街角に辰野金吾設計の岩手銀行赤レンガ館が見えてきました。復原された建物内を見学した後は、紺屋町界隈を散策。南部鉄器の工房への立ち寄り、土産に風鈴を入手(Sound Instruments Galleryを更新)。日暮れには老舗酒場、とらやの暖簾をくぐり、山菜、ソイ刺や湯豆腐で燗酒を軽く頂いてから帰路につきました。

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陸奥遠征その1 八戸の盛り場と朝市の街・陸奥湊を行く

東北新幹線で遠路はるばる八戸出張。駅を降りると雪が激しく降っていましたが、しばらくすると晴れ間が差してきました。仕事が終わり、夜は北国の盛り場へ。中心街には戦後に誕生した横丁が幾つか残されている他、新たな屋台村・みろく横丁も賑わいを見せています。そうした中、今夜の寄港地、渋い外観の名酒場・ばんやが街角に佇んでいました。暖簾をくぐると、こじんまりとした漁師小屋風の空間に暖かな雰囲気が満ちています。カウンターに陣取り、烏賊の肝和え、馬刺、ざるめを肴に、青森の地酒、豊盃、陸奥八仙、稲生を堪能。翌日は昼時に朝市が引けた後の陸奥湊に足を延ばし、市営魚菜小売市場をのぞいたり。最後は近所のみなと食堂で平目漬け丼を頂きましたが、淡泊と思いきや濃厚で絶品。満腹で八戸を後にしました。

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